弁護士ブログ


2021年11月17日

離婚調停に提出すべき証拠-㉑年金分割

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停や離婚訴訟において、合わせて年金分割も求める場合を考えます。

離婚の際に年金分割を求めるには、「年金分割のための情報通知書」を提出する必要があります。

年金分割のための情報通知書は、

年金事務所等の相談窓口(年金事務所のほか、国家公務員共済組合の組合員の場合、現在勤務している各省庁の共済組合(退職後は国家公務員共済組合連合会年金相談室)、地方公務員共済組合の組合員の場合、現在所属している共済組合又は過去に所属していた共済 ...

2021年11月11日

離婚調停に提出すべき証拠-⑳財産分与・住宅ローンのオーバーローン性

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停や離婚訴訟において、離婚時の財産分与において住宅ローンが残っている不動産がある場合に

ついて考えます。

離婚時の財産分与において、住宅及び住宅ローンがある場合、財産目録への計上としては、

住宅を計上し、これとは別に債務として住宅ローンを計上することになります。

従って、住宅の価値を示す資料として、最低限、固定資産評価証明書(固定資産税の額を決めるに際し、

役所がつけた評価額が記載されています)の提 ...

2021年11月09日

離婚調停に提出すべき証拠-⑲夫婦間の貸借

離婚調停や離婚訴訟に提出すべき証拠を解説いたします。

今回は、離婚調停や離婚訴訟における離婚時の財産分与として、

夫婦間の貸借が問題となっている場合について考えます。

例えば、夫婦の一方が他方に、10万円貸しているとします。

このような場合、本来は夫婦間の消費貸借契約に基づく返還請求という事になり、

貸している側の固有の財産という事になるため、夫婦の実質的共有財産を分ける財産分与請求の

対象とはならないと考えるのが理論的という事になります。

...

2021年11月08日

離婚調停に提出すべき証拠-⑱子名義の財産

離婚調停や離婚訴訟に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停や離婚訴訟における財産分与において、子名義の財産が問題と

なった場合について検討します。

離婚調停や離婚訴訴訟の財産分与において、子名義の預金等が離婚時の財産分与の対象となるか

=夫婦の実質的共有財産と言えるか、それとも子固有の財産と評価すべき(=離婚時の財産分与の対象外)かが争いになる事が

あります。

この点、実務では、例えば、子の学資保険などのように、子の将来の進学に備 ...

2021年11月01日

離婚調停に提出すべき証拠-⑰財産分与・交通事故賠償金

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停や離婚訴訟において、離婚時の財産分与が問題となり、

財産分与の対象財産として交通事故による賠償金が存在する場合について解説いたします。

交通事故の賠償金には、大きくは、①入通院や後遺症による慰謝料、②後遺症による逸失利益や休業損害、③車の修理代や入院費などの積極損害が

存在します。

この点、①については、他方配偶者の寄与によって取得できたものではなく、被害者自身の精神的苦痛を慰謝するためのものである事から、 ...

2021年10月26日

離婚調停に提出すべき証拠-⑯財産分与・退職金

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停や離婚訴訟等における、離婚時の夫婦間の財産分与において、

退職金を財産分与の対象として主張する場合について考えます。

財産分与の対象となり得るものとしては、勤務先の退職金の他、

確定拠出年金等が考えられます。

通常、相手方の退職金が幾らであるかを他方が調べる事は困難である事から、

離婚調停等において、調停委員を通じて、相手方に対し、①勤務先発行の退職金額の証明書(別居開始日等、財産分 ...

2021年10月20日

離婚調停に提出すべき証拠-⑮財産分与・株式

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停や訴訟において、離婚時の財産分与が論点となる場合に、

財産分与の対象として株式が含まれる場合について解説いたします。

株式は、株式数や評価額が時期によって変動する、という点に特色があります。

財産分与を考えるに当たっては、①いつの株式数を基準に考えるのかという問題と、

②いつの評価額で考えるのか、の2つの問題があります。

①については、財産分与の基準時(離婚に向けた別居開始、あるいは ...

2021年10月15日

離婚調停に提出すべき証拠-⑭財産分与・不動産

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚時の財産分与において、不動産の分を行う場合について考えます。

預金や現金の場合は、財産分与の基準時における価値は誰が見ても同じであり、

論点が生じにくいのに対し、不動産については、評価の仕方が問題となります。

まずは、固定資産評価額(固定資産税を決定するに当たって、行政側が認定した不動産の価値)を

参照する必要がありますが、固定資産評価額は実勢価格とは乖離がある場合があります。

この点に ...

2021年10月12日

離婚調停に提出すべき証拠-⑬財産分与・特有財産(遺産相続)

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停における財産分与において、「○○の預金があるが、これは親から相続したものであり、

離婚時の財産分与の対象外である」と主張する場合について考えます。

このような主張を行う場合、まずは、いつ、誰から、いくらの財産を受け取ったのかを明らかにする必要が

あります。

亡くなられた方の除籍を取得すると、いつ亡くなられたのかを示すことができます。

また、遺産分割の結果については、遺産分割協議書や遺 ...

2021年10月04日

離婚調停に提出すべき証拠-⑫財産分与・特有財産(預金)

離婚調停に提出すべき証拠をここでも解説いたします。

今回は、離婚調停における財産分与で、特有財産があり、これを財産分与の対象から外すべき、

との主張を行う場合について考えます。

特有財産とは、夫婦の収入等で築いた財産ではなく、親から相続したり、

婚姻前から有していた財産など、財産分与の対象とはならない財産の事を指します。

原則、夫婦の共有財産との推認が働き、特有財産であることを主張する側がその旨、立証する責任を

負います。このため、財産分与において特 ...


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