弁護士ブログ


2019年06月18日

離婚時の財産分与と住宅ローンの処理に関する裁判所の考え方の変化

離婚を成立させる際に、合わせて財産分与の取り決めを行うことが多いことは、

みな様もご存じの事かと思います。

この離婚の際の財産分与は、基本的には夫婦の財産の名義の如何を問わず(婚姻前からの金額や親から相続した財産などは除きます。)、

基準時(通常は別居開始時または離婚調停申立時)にある全ての財産を合算して、

原則、半分ずつ分ける(2分の1ルール)というのが基本となります。

それでは、住宅ローンがある場合の離婚時の財産分与の処理はどのようになるのでしょうか。 ...

2019年06月07日

親権者の変更について

離婚の際に、子がいる場合、親権者の取り決めをしなければ

離婚を成立させることができない事は、ある程度広く知られているのではないかと

思われます。

離婚の際に一旦、親権者の取り決めを行った後、親権者ではない親が

離婚後に、親権者の変更を申し立てることがあります。

では、離婚の際に親権者をどちらにするかで争いがある場合に、

用いられる基準と、離婚時に一旦、親権者を取り決めた後に親権者を変更するか否かで争いがある場合に

用いられる基準では違いが ...

2019年05月17日

離婚が成立するまでの間の子の監護について

離婚を成立させるには、子がいる場合、子の親権を定めることが必要です。

このため、親権に争いがある場合、この点を調整しなければ、協議離婚、調停離婚が成立

しないこととなります。

例えば、相手方に不貞行為や暴力など、明白な離婚原因があり、これが立証できるという場合には、

離婚調停を不成立で終わらせた上で、離婚訴訟を起こし、判決で親権についても裁判官に決めてもらうことが

可能となります。

対して、このような明白な離婚原因の立証ができない場合、離婚調停を不成 ...

2019年03月28日

不貞行為による慰謝料を請求する場合の注意点

不貞行為により離婚せざるを得なくなった慰謝料(離婚慰謝料)や

不貞行為による慰謝料(不貞慰謝料)を請求する場合に、どのような注意が必要でしょうか。

まず、1点目は、前回情報提供させていただいた、最高裁の判決の存在です。

離婚慰謝料は原則として配偶者に対してしか請求できない、というものです。

原則どおりの場合、配偶者が賠償すべき金額と不貞行為の相手方が賠償すべき金額では、

通常は異なる(後者の方が金額が低い)ことが多いかと思われます。

2点目は、不貞慰 ...

2019年02月20日

重要-第三者に対する不貞行為を理由とした離婚慰謝料請求を最高裁が否定

配偶者が不貞行為を行った場合、配偶者に対し、

①不貞行為自体による慰謝料請求を行うことも、

②不貞行為により離婚せざるを得なくなったことに対する慰謝料請求を行うことも

可能です。

これまで、実務では、更に、不貞行為の相手方(第三者)に対しても、①はもとより

②も請求可能と考える立場が圧倒的に多い状況にありました。

しかし、平成31年2月19日  最高裁判所第三小法廷   は、

「離婚による婚姻の解消は,本来,当該夫婦の間で決められるべき事 ...

2019年01月11日

離婚以外の条件がまとまらない時の対応

離婚の際には、親権、養育費、財産分与、慰謝料、年金分割についても

合わせて取り決めを行うことが通常です。

この点、よくあるのは、当事者間で協議を行ったところ、離婚することには

争いがないものの、例えば、財産分与、慰謝料、養育費など財産的な部分で折り合いがつかない、

とか、親権にも争いがあるなどのケースです。

未成年のお子様がいる場合、親権の取り決めをしなければ離婚できないため、親権を後回しにして

離婚だけ先に成立させるという事はできません。 ...

2018年12月10日

離婚後の再婚、養子縁組による養育費支払義務の消滅時期の注意点

夫婦に子がいる場合、離婚時には親権をどちらにするかだけでなく、

養育費の取り決めも求めることが調停、訴訟では多いかと思われます。

この点、離婚時に養育費の合意ないし審判等により毎月の養育費を支払う義務が決まった後、

養育費の権利者が再婚し、再婚相手が子を養子縁組した場合、養子縁組した再婚相手に

第1次的な扶養義務が発生することから、原則として元の養育費の義務者は支払いが必要なくなることとなります。

では、養育費の支払義務は、離婚後の再婚相手の養子縁組によって、何 ...

2018年11月21日

「離婚原因が弱い場合に離婚は出来ない」は正しい?

時々、「他の法律事務所で離婚原因が弱いため、離婚は諦めるように言われた。」と

私の事務所に相談に来られる方がおられます。

確かに、不貞行為や暴力、長期間の別居と言った、明確な離婚原因がない場合、これらが

ある場合と比べると、離婚がしづらくなる、とは言えます。

しかし、だからと言って、「離婚原因が弱いから、離婚できない」との説明が正しいかと言いますと、

正しくはないものと考えております。少なくとも、離婚できないものと考えて諦めるのは早計と言えます。

...

2018年11月05日

不貞行為慰謝料における過失

相手方に配偶者がいることを知りながら、肉体関係を含む不貞行為に至った場合、

慰謝料を支払う義務が発生します。

これに対しては、不貞行為自体を行ったことがないという争われ方の他、

①配偶者がいることを知らなかった

②配偶者がいる事は知っていたが、すでに破綻していると思っていた

との争われ方をすることがあります。

これらが事実であれば、故意はないこととなり、過失の有無が問題となります。

この点、①については、裁判例は、配偶者がい ...

2018年10月04日

離婚と保護命令について

離婚の原因として、配偶者から暴力等を受けているというケースがあります。

このような場合、離婚調停等を起こすだけでなく、DV防止法による保護命令の申立を

裁判所に行うことが適当な場合があります。

保護命令の内容としては、

①相手方が6か月間、申立人の住居や勤務先等の付近を

徘徊してはならない、という接近禁止命令

②6か月間、子の住居や通っている学校等の付近を徘徊してはならない、という

子への接近禁止命令

③6か月間、申立人の親族等の住居、勤務 ...


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